休校中の宿題、多すぎる? 「学力に差が出る…」増量求める保護者も(熊本日日新聞)
「ノートを埋めることが目的で、勉強の面白さを見いだせない」。保護者や生徒の間ではそんな声が上がった。宿題が終わらないことを苦に「学校に行くのが怖い」と言う子どももいるという。
宿題や定期試験については、東京都千代田区の麹町中が廃止するなどした大胆な改革が注目を集めた。熊本市教育委員を務める苫野一徳・熊本大准教授も宿題論議に一石を投じる。
小学5年の長女に勉強を教える母親(右)。「宿題は必要だが、丸投げでは困る」と話す=熊本市
「小学校では、一律に与えられた宿題と学力との相関関係はほぼゼロとのエビデンス(証拠)がある」と苫野氏。むしろ、漢字の書き取りで先に部首だけを書くなど、「やっつけ仕事」のような習慣が身に付くことを懸念する。(記事)