コロナへの恐怖、強権国家の呼び水に 試される民主主義

コロナへの恐怖、強権国家の呼び水に 試される民主主義

経済成長を続ける東南アジアは、一方で「未成熟な民主主義」と指摘される国も少なくない。野党が解党に追い込まれたり、政権を批判するジャーナリストが有罪判決を受けたりし、新型コロナウイルスの感染拡大も政治の強権化に拍車をかけている。米政府の代表などとして長年、アジアの民主化に携わってきた、全米民主研究所(NDI)のデレク・ミッチェル所長に現状を読み解いてもらった。(記事より)

そもそも、東南アジアとはどこの国々を指しているのか確認してみよう。

東南アジアとは、ASEAN(東南アジア諸国連合)を指す。1967年の「バンコク宣言」によって設立された東南アジア10か国による地域共同体。原加盟国はインドネシア,マレーシア,タイ,フィリピン,シンガポールの5か国。1984年のブルネイの加盟後,加盟国が順次増加し,現在は10か国で構成されている。詳しくは、こちら。(出典:外務省)

東南アジア諸国は、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力が世界各国から注目されているのである。その国々をまずは理解してみてはどうだろうか。