茨城県立高校の入試などで採点ミスが相次いだ問題で、原因の究明や再発防止策の検討をしている第三者委員会の第2回会合が15日、県庁であった。具体的な防止策が議論され、マークシートの部分的な導入などを検討することが決まった。この日はまず、県教育委員会が、採点ミスに関与した教員のべ1262人に対する聞き取りの結果を報告した。それによると、原因について、長時間の採点による疲労や休憩不足をあげた教員はのべ967人で7割を超えた。改善策では、約半数にあたるのべ621人が採点日数を増やすことや、点検日を別に設けることをあげ、マークシート導入を求めた教員ものべ248人いたという。(記事)
合格最低点付近の答案は再点検する対策をとることは、採点ミスが後に発覚した際のリスク軽減になり、採点者の人数が限られていることから現実的で有効な対策になると思います。