複数感染なら学級閉鎖、保健所待たず判断

複数感染なら学級閉鎖、保健所待たず判断 文科省が指針(日本経済新聞)

文部科学省は27日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言地域などで学級閉鎖や休校を判断するための指針を策定しました。複数の子どもの感染が判明すれば5~7日程度の学級閉鎖とし、複数学級に広がった場合は学年閉鎖、複数学年にわたれば休校を検討するよう求めました。

以下、文部科学省通知の要旨です。

――
学校で感染者が報告されたときの濃厚接触者の特定について、緊急事態宣言等で、保健所の業務が逼迫している地域では、学校が濃厚接触者の候補をリストにして提出することになった。
今回のガイドラインは、主にリストを作成する際の判断基準とその後の出席停止措置と臨時休業の判断例を示すもの。

感染者が発生したときのフロー
現状:
感染者発生
→学校が教育委員会など学校の設置者に連絡
→設置者が保健所に臨時休業の必要性も含めて相談
→保健所が濃厚接触者を特定。学校及び設置者はそれに協力する。
→設置者が臨時休業の要否を判断

緊急事態宣言対象地域等で保健所の業務が逼迫している地域:
感染者発生
→学校が設置者に連絡
→設置者または学校が必要な情報を収集し、濃厚接触者等の候補者のリストを作成
→リストを元に設置者と保健所が相談して、外部委託による検査を含め、保健所は濃厚接触者等を決定し検査する
→設置者は、リスト提出後、検査の実施や校舎内の消毒等に要する期間や学校内の感染状況に基づき、学校医等と相談し、学校の全部又は一部の臨時休業の要否、対象、期間を検討

リストでは、①濃厚接触者の候補と②濃厚接触者周辺の検査対象となる者の候補の2パターン特定する。
①濃厚接触者の候補
・感染者と同居(寮等において感染者と同室の場合を含む)又は長時間の接触があった者
・適切な感染防護なしに感染者を介護していた者
・感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば等)に直接触れた可能性の高い者(1メートル以内の距離で互いにマスクなしで会話が交わされた場合は、時間の長さを問わずに濃厚接触者に該当する場合がある)
・手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なし(※)で、感染者と15 分以上の接触があった者(例えば、感染者と会話していた者)
②濃厚接触者周辺の検査対象となる者の候補
・感染者からの物理的な距離が近い、又は物理的な距離が離れていても接触頻度が高い者等(感染者と同一の学級の児童生徒等)
・大声を出す活動、呼気が激しくなるような運動を共にした者等(感染者と同一の部活動に所属する児童生徒等)
・感染者と食事の場や洗面浴室等の場を共有する生活を送っている者等(感染者と同一の寮で生活する児童生徒等)
・その他、感染対策が不十分な環境で感染者と接触した者等
また、出席停止や臨時休業の判断について、緊急事態宣言対象地域、又はまん延防止等重点措置区域においては、学校内で感染が広がっている可能性が高い場合に臨時休業を行う範囲や条件を事前に検討し、公表しておくことが適切とされている。

感染防止の分散登校(熊本県の取り組み)

感染防止の分散登校 県立高校でも実施へ 「学びの補償と感染防止のベストミックス目指す」県教育長(熊本県)

新型コロナの感染防止をめぐり23日に授業の短縮や分散登校することを発表した熊本市教育委員会に続き、県教育委員会が24日、一部の県立高校で分散登校を始めることを明らかにした。

日本医師会長「早期に緊急事態宣言を」 政府に対応促す

日本医師会長「早期に緊急事態宣言を」 政府に対応促す

新型コロナウイルスの感染者が大阪や東京などで急増する中、日本医師会の中川俊男会長は14日の定例会見で、いまの感染拡大について「第4波だと思う。だんだん高い波になってきている」との認識を示した。あわせて「先手を打つ意味では、状況によっては早期の緊急事態宣言発令も必要だ。結局発令するなら、できるだけ早く発令するほうが効力を発揮する」と述べ、政府に対応を急ぐよう促した。大阪府では新規感染者数が13日に1099人となり、初めて1千人を超えた。中川会長は「大阪ではすでに必要なときに適切な医療を受けられないという医療崩壊が始まっている」と指摘。同様の状況が首都圏の1都3県でも「起こりえる」と話し、さらに首都圏の感染者増が全国にも波及する可能性にふれた。(記事)

必要なときに適切な医療を受けられないという医療崩壊を防ぐことと、経済が十分に機能することを両立することは難題であり、中でも医療崩壊の未然防止は不可欠になるでしょう。

冬休みですね20

2学期の期末試験が終わり学校は冬休みになりますね。家庭での学習は学校での学習と同様にみなさんの学力伸長のために大切です。冬休みや3学期の授業は学校が文書で生徒・家庭・講師に対して発表した予定に基づき、かつ予め生徒・家庭・講師に対して文書で示された指示等に基づいて、適切に行われるでしょう。もちろん、冬休み中の私たちの活動も3学期の学校での活動も日本国の各法令と社会的倫理のようなものに基づいて行わるべきですね。そうした当たり前の仕方で、各生徒の学力が培われるのを期待します。

それにあたって、特に以下のことにご注意ください。

① 宿題をするのは、単純に宿題を書くことではなく、宿題に取り組むことを通して生徒のみなさんの学力をつちかうことが目的です。適切な学習の習慣が身に備わると良いですね。

② 日本語が母語であっても日本語の運用能力は自然にかつ自動的に身につくものではありません。特に書き言葉としての日本語を運用する能力のつちかいには充分に注意したトレーニングが要ります。考えて書くように、文章全体を注意して読むようにしましょう。また読めない語、読んでも意味のわからない語は辞書で調べましょう。学校での学習でもその他の場所での学習でも辞書を備えましょう。

③ まずは自己を充分に尊重しましょう。それから客観的理解にたどりつけるように、充分に調査・観察し、考えましょう。それから他者を尊重しましょう。

④ 学校の授業以外でも豊かな日本語表現にふれてください。また諸芸術的表現を言葉で解釈する習慣も大切にしてください。

以上です。楽しい冬休みをお過ごしください。

また、本日は以下のコンテンツを示します。上でも述べたように音楽などの芸術的コンテンツに触れながら、各生徒が成熟へ漸進するように願っています?

台風シーズンで保育園どうする 「休園」基準決める区も

台風シーズンで保育園どうする 「休園」基準決める区も(朝日新聞)

台風が接近してきた場合、保育園は開園するのか――。昨年の台風の教訓を元に、都内の自治体が検討を本格化させている。臨時休園する方針を明確に打ち出す自治体も出てきた。(記事)

台風等の防災と保育園の「休園」に伴う運営上の問題について論じた記事です。東京都中央区などで災害時の臨時休園に関するガイドラインや文書が発表され、保護者への周知活動や基準の設定が行われ始めたそうです。元々、保育園には休園等にかかわる施行規則・法律がなく、さらに利用者にとってのライフラインとして、保育園としては休み難い実情があり、コロナ禍でも休園となっていないそうです。厚労省は事務連絡で、非常時でも開園する園を定めて、事前に登録した園児をこの園に集める「拠点園方式」を例示して対応するそうです。

子育てという社会基盤を支えるケア領域に従事する労働者の方々は、社会的意義に反して良好といえない労働環境に置かれる傾向にあります。子育ては国家を支える基盤として社会的領域で運営すべきであり、より良い環境を皆で形作っていきましょう。

岩田健太郎教授が詳細に解説 Jリーグで学ぶ感染症対策

岩田健太郎教授が詳細に解説 Jリーグで学ぶ感染症対策

明治安田生命Jリーグが再開して1カ月が過ぎた。新型コロナウイルスの感染予防を施しながら、選手たちは全力プレーを見せてくれている。サッカーのある日常を守るためにサポーターが心がけなければいけないこと、そして、プロの試合から私たちが学べることとは――。新型コロナ対策に尽力し、サッカーではJ1神戸の大ファンという岩田健太郎・神戸大大学院教授(49)と考えてみた。(記事より)

Jリーグのコロナ対策を参考にし、他のスポーツも徐々に開催してほしいと切に願う。

田畑の獣害対策、切り札にオオカミ型ロボット 効果は?

田畑の獣害対策、切り札にオオカミ型ロボット 効果は?

ロボットや情報通信技術を使った効果的な獣害対策を探る実証実験が、福井県越前市宮谷町の奥宮谷地区で進んでいる。仁愛大学や住民、市などが協力した取り組みで、追い払いロボットや嫌がる音を出す装置を導入。今秋には、学生らが新開発した機器を投入して効果をみるという。(記事より)

畑を荒らす動物を撃退するため狼のロボットが導入された。その名も「スーパーモンスターウルフ」である。ネーミングセンスはさておき、効果は出ているようだ。このようなロボットを設置すれば、設置費や固定費、メンテナンス費など多くの費用が掛かりそうだ。また、このロボットの見た目は狼だが、動物の嫌いな高音や目を光らせるだけで、動物に危害は加えない。いずれ、動物も自分らに害はないと気づき、畑を荒らすかもしれない。このスーパーモンスターウルフの設置には多くのことを考えさせられる。

マスクつけても職場感染 消防署クラスター、なぜ起きた

マスクつけても職場感染 消防署クラスター、なぜ起きた

山梨県の甲府地区消防本部南消防署管内の消防署員5人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生してから3週間近くが過ぎた。新たな感染者は確認されていないが、感染経路は分からないままだ。社会生活の維持に必要な仕事に就く「エッセンシャルワーカー」へのPCR検査を求める声も上がっている。(記事より)

我々の日常生活には、警察官や消防士、医療従事者は必要不可欠な存在である。警官は常に治安維持のために勤め、消防士は火災現場などに赴き、医療従事者は新型コロナウイルスと戦っている。このようなエッセンシャルワーカーには感謝しかない。エッセンシャルワーカーには、自身の健康のためにもPCR検査を定期的に受けてほしい。