大学入試共通テスト 個別試験

大学入試『共通テストに第2日程』2週間の猶予…“浪人生は対象外”で浪人生らの声は

文部科学省は休校による学習の遅れへの配慮として、今年度入試の出題範囲を縮小するよう大学に要請したほか、大学入学共通テストの日程を2通り設定しました。・・・(本文)

大学入学共通テストの日程は2通り設定されましたが、浪人生に関しては第2日程で受験をすることはできないようです。また、各大学の個別試験に関しても例年の試験範囲よりも狭くなるようです。今回の決定に関しての意見は様々ですが、全ての受験生に不利のないように決定できれば良いですね。

千葉県 市立小中校 姉妹感染で臨時休校

「授業進まない」 市川で小中休校 困惑の声【新型コロナ】

千葉県市川市の姉妹2人の感染が判明し、2人が通う市立小中学校の臨時休校が決まったことを受け、市民からは「期間が短いのでは」「感染者が出るたびに休校していては授業が進まない」と困惑の声が上がった。・・・(本文)

千葉県にあるこの学校では姉妹が感染したことを受けて3日間の臨時休校を決定した。この決定に関して、臨時休校によるさらなる学習の遅れを心配する意見もあれば、新型コロナウイルス感染の恐れから、臨時休校機関が短すぎるのではないかという意見も寄せられている。

中学生 スマートフォン 持ち込み

中学校に携帯持ち込み、条件付きで容認 文科省が見直し

文部科学省は24日、原則禁止としてきた中学生によるスマートフォンや携帯電話の学校への持ち込みを、条件付きで認めると決めた。7月中にも全国の教育委員会などに通知し、「生徒が自らを律することができるようなルール」を生徒と保護者、学校で協議して作るよう求める。・・・(本文)

文部科学省は緊急時の有用性を考慮してスマートフォンの持ち込みを許可することにした。中学生がスマートフォンを学校に持ち込めるようになると生活に支障が出るように感じるが、ルールが明確に設定されるのであれば、今後のことを考えると良いように思える。

高校入試、在籍中学校でOK オンライン面接も

高校入試、在籍中学校で実施OK 文科省 オンライン面接も選択肢に

文部科学省は、今年度実施する高校入試について新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、受験生が在籍する中学校や受験生の自宅近くにある公共施設を試験会場とすることを認めるとの見解をまとめ、22日に都道府県や政令市の教育委員会に通知した。また、受験生が情報通信技術(ICT)を円滑に使用できる環境にあることなどを条件に、オンラインによる面接試験も選択肢として示した。(記事)

今年は受験生にとっては変化の連続で、不安な気持ちを抱える人も多いかと思います。記事によると、公共交通機関での移動を回避するために試験会場を各自の中学校に変更する、面接試験をオンラインで実施するなどの対策が取られるようです。その一方で、実施が困難な際は延期を検討することもあるとしていますが、受験生のためにも決定はなるべく先延ばしにせず、早めの決断を下して欲しいところです。

学習塾、AI教材の採用相次ぐ オンライン授業に対応

学習塾、AI教材の採用相次ぐ オンライン授業に対応

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの講義が増えたこで、学習塾や予備校が人工知能(AI)を使ったカリキュラムの導入を急いでいる。きめ細かく指導できるのが人工知能(AI)を使ったカリキュラムの特徴だ。(記事)

人工知能を用いることで、より多様な学び機会、手段が近い将来に実現され、これを機に教育格差が減少していくのではないかと思います。

9月入学論、共通テスト「改造」…翻弄され続けた受験生

9月入学論、共通テスト「改造」…翻弄され続けた受験生(朝日新聞)

今年度に実施される大学入試の日程が、ようやく決まった。(記事)

大学入学試験に関するこれまでの決定事項と議論の流れ、それに対する教育現場の悩みなどをまとめた記事です。

文部科学省は、大学入学共通テストを2つの日程から選択し受験可能にし、入試問題の範囲、縮小を全国の大学に要請しました。

高校側は、概ね好意的に見つつも、実際に第2日程を利用する生徒は少ないこと、共通試験を後ろ倒しにすれば大学個別試験の対策時間が取れないこと、科目や試験範囲に関する大学の個別試験の混乱などを心配していました。また、文科省の指摘に対し、大学の学問と試験選抜の自由を指摘する意見も。

大学側からは、第2日程の設定に伴い、大学入学共通テストの成績提供が予定より1週間程度遅れることに対する懸念が述べられています。入試日程そのものや、難関大でいわゆる「足切り」などのために行う「2段階選抜」などの運営が成績提供の遅れで厳しくなるといわれています。大学は要項が求める個別試験の出題範囲の「配慮」に苦戦しているそうです。またコロナ患者への配慮も検討中だそうです。

「9月入学」の検討や高校団体・大学側との調整により決定に時間がかかっているそうです。高校側は当初は試験全体の1か月程度の延期を要求していました。

また、大学入学共通テストの第1日程と第2日程の難易度をどこまでそろえられるかが課題です。大学側の選抜にも日程による難易度の差は問題となります。

現場の教育の遅れを心配する高校側と9月入学がなくなり普段通り試験を運営しなければならない大学側との「綱引き」があるのでしょう。試験会場の過密化の回避やどうしても遅れてしまう地域の学校に配慮した結果、2つの日程の試験となったのでしょう。受験者ごと・高校ごとの事情、個別の大学側の事情に即し、受験者・大学・高校それぞれが2つの日程どちらを選ぶのか、そしてその基準は何か、今後議論されるでしょう。基本的には同集団内で行う競争・選抜試験であり、公平性を保つことが重要でその点の配慮は今後もなされるでしょう。しかし、何らかの教育行政側の不手際のリスクや家庭学習に依存する教育現場の問題など今年の受験生が負う不利益は必ずあるので覚悟し、少しでも情報を集めることを行ってください。

最後に日程を朝日新聞から転載しておきます。

https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20200619005931.html

 

来年の大学入学共通テスト 2つの日程設定

来年の大学入学共通テスト 高3は2つの日程から選択し受験可に

来年の大学入学共通テストについて文部科学省は、新型コロナウイルスに伴う臨時休校の影響も考慮し、2つの日程を設定し、高校3年生が、いずれかの日程を選択して受験できるようにすることを決めました。…(本文)。

新型コロナウイルスによる学校の休校によって、受験生は入試に対して不安を抱いていたことでしょう。今後の予定も不透明な部分が多いので、最新の情報を確認するようにしましょう。

入試日程

共通テスト 高3は2日程選択に

来年の大学入学共通テストについて、文部科学省は新型コロナウイルスに伴う臨時休校の影響も考慮し、2つの日程を設定し、高校3年生がいずれかの日程を選択して受験できるようにすることを決めました。・・・(本文)

受験生は来年の大学入学共通テストを2つの日程から選べることが決定しました。また、文部科学省は各大学に入試日程や問題形式を受験生の状況を考慮した変更を求めています。今後も入試形式の変更が考えられるので、最新の情報に注意が必要です。

大学入試、1カ月後ろ倒しを要望へ 全国高校長協会

大学入試、1カ月後ろ倒しを要望へ 全国高校長協会(朝日新聞)

今年度行う大学入試の日程について、全国高等学校長協会は13日、全体を1カ月遅らせるよう文部科学省や大学の各団体に要望することを決めた。コロナ禍の休校期間や学校再開の状況に地域差があることを踏まえ、受験の公平性を保つために日程を遅らせて、生徒の学習や進路決定の機会を保障すべきだと求める。(記事)

私立校教員、忘れられた「労働基準法」

私立校教員、忘れられた「労働基準法」

新型コロナウイルスの感染による休校が明け、1日から首都圏など多くの学校で授業が再開された。こうしたなか、長時間労働に拍車がかかる懸念が出ているのが私立校の教員だ。私立校は労働基準法が完全に適用されるが、残業に必要な三六協定が未締結だったり、公務員である公立校にならって残業代を抑え込まれたりしている例が目立つ。各地の労働基準監督署も問題視している。(記事)

特に私立学校に関する労働問題が取り上げらています、現場では、特にオンライン授業を整備する情報通信授業(ICT)担当者が疲弊しています。法律的問題としては、残業時間に関する労使協定(三六協定)を結ばないまま残業をさせたり、残業代がきちんと支払われたりしない例が目立つことが指摘されています。経済的問題としては、少子化などを受けた経営環境の厳しさが指摘されています。

教育現場にも働き方改革がきちんと行き届き、教員の方々が報われ、また次世代を担う若い世代が育つとよいですね。