コンクール中止の中高生に舞台を 高山で吹奏楽祭

コンクール中止の中高生に舞台を 高山で吹奏楽祭

新型コロナウイルスの影響で全日本吹奏楽コンクールが中止され、演奏する場を失った吹奏楽部員が日頃の練習の成果を岐阜県飛驒地域の中学・高校19校が参加する「全飛吹奏楽祭」で発揮した。 会場は感染対策を徹底。演奏者は高さ2メートルのシートで仕切られたブース内で演奏した。コンクールだけでなく、3年生の引退コンサートも7月の豪雨で中止になったという。(記事)

練習の成果を発揮する場がなくなってしまった学生に、このような機会を提供していくことは重要です。吹奏楽祭以外にも、同様の取り組みが増えていってほしいです。

コロナで中学受験生「1~2割減」予測 聖光学院中校長

コロナで中学受験生「1~2割減」予測 聖光学院中校長

聖光学院中高校長で神奈川県私立中学高等学校協会理事長も務める工藤誠一さんによると、オンライン授業により、生徒たちの間で定着度の格差が生たとのこと。やる気のある子とそうでない子との大きな差が、学校再開後、明らかになった。オンラインで授業はどんどん進む中、勉強しているかしていないか、学校側からはわからない。オンライン授業の限界も感じていて、教員と生徒あるいは生徒同士のやりとりがあって何かが生まれることが少なく、幅が広がらない、とのことでした。(記事)

新型コロナウイルスによる経済的格差は、教育格差を拡大していて、オンライン学習の環境整備の重要性が増しています。

那須に東北から修学旅行 コロナで行き先変更

那須に東北から修学旅行 コロナで行き先変更

新型コロナウイルスの影響を受け、栃木県那須町を修学旅行で訪れる学校が増えている。那須地域は、一般客向けの宿泊施設が多くこれまではあまり修学旅行生の受け入れを行ってこなかったが、これを契機に、那須で「よい思い出を刻んでもらい」たい、と関係者は述べている。 (記事)

 新型コロナウイルスの影響で修学旅行や移動教室が中止または延期になり、残念に思う学生も多いと聞きます。記事でも述べられているように、三密を回避しながら、今までは修学旅行としてはあまりメジャーではなかった地域を訪れることで、学生達も良い思い出を残せるのではないでしょうか。

「小中学生1人にPC1台」構想 8月末の達成率は2%

「小中学生1人にPC1台」構想 8月末の達成率は2%

 文部科学省の調査によると、全国の小中学生に「1人1台」のパソコンやタブレット端末を配備する国の「GIGA(ギガ)スクール構想」を巡り、8月末の時点で配備を終えた自治体は2.0%に留まった。端末の納品が年度末までには間に合わない自治体もある。
 文部科学省は、家庭におけるオンライン環境の整備のために、新型コロナウイルスの感染対策を重点的に実施する13の特定警戒都道府県内の自治体は「少なくとも小6、中3などへは8月までに環境整備を」と求めていたものの、「8月までに納品済み」は2・3%にとどまった。 (記事)

 家庭でのオンライン環境の整備への要請は高まってきていますが、その一方で十分な環境を整備できない家庭も多く存在しています。そうした家庭への十分な対応が求められています。

男子新体操、決勝は生配信で 日本発祥、普及のチャンス

男子新体操、決勝は生配信で 日本発祥、普及のチャンス

 日本発祥と言われている男子新体操の大会の決勝が9月12、13日にオンラインで行われる。新型コロナウイルスの影響で中止になった高校総体などに代わる大会であり、オンラインでの開催は初の試みである。配信は無料で行われ、関係者は「海外の人を含め、多くの人に見てもらうチャンス」と期待している。

 新型コロナウイルスの影響で、多くの大会がオンラインで行われています。出場する人は、例年とは違うコンディションで大会に臨むため、困難も決して少なくはないと思います。一方で、オンラインでの配信は、多くの人々に注目してもらうきっかけにもなるようです。出場者達の心理的負担なども考慮しつつ、オンラインの特質も最大限生かすことができれば良いな、と思いました。

「無料の特急」誕生50年 街も変えたJR西の新快速

無料の特急」誕生50年 街も変えたJR西の新快速

 JR西日本の「新快速」は、10月1日に誕生から50年の節目を迎える。「新快速」は最高速度、最も長く走る距離において、特急を除く在来線で日本一を誇る。さらに、全国の特急にもひけをとらないのにもかかわらず、通常の運賃で乗れることから「無料の特急」とも呼ばれている。
 「新快速」によって、遠くまで通うことが可能になり「人生の可能性を広げてくれた」と感じている人も多い。このような電車は「今後も関西の看板列車」であり続けるだろう。 (記事)

 私たちは電車という公共交通機関によって、遠くまで早く行くことができます。それによって私たちの「人生の可能性」が広げられているのだな、ということを改めて実感させられる記事だと思いました。

宝塚音楽学校OG、本科生の指導「ハラスメントだった」

宝塚音楽学校OG、本科生の指導「ハラスメントだった」

107年の歴史を誇る宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)が、長年続いた生徒間の指導内容を見直した。「先輩は絶対」の価値観で育ったOGたちのなかには、「根本的な改革になるのか」と危惧する声も。一方で「代々の習慣を時代に合わせて見直したという点で意義がある」と識者はみる。(記事より)

良い伝統もあれば、悪い伝統もある。皆さんが大人になっていくなかで、学校や社会などで理由は不明だが、守らなければならないルールや参加しなければならない行事が存在したのではないだろうか。わたしの通っていた学校では、大して話すこともないのに毎朝朝礼があり、訳も分からず参加させられていた。例えよくわからない行事でも、長年それを続けていたため、いつのまにかその行事は行って当たり前というような思考停止に陥ってしまう。みなさんも一度、自分の身近にある昔からあるが、何のためにあるのかよくわからないルールや行事について考えてみては?

2学期の間に13

2学期です。学校での日語総合の授業は学校が文書で生徒・家庭・講師に対して発表した予定に基づき、かつ予め生徒・家庭・講師に対して文書で示された指示等に基づいて、適切に行われます。もちろん、学校での活動も日本国の各法令と社会的倫理のようなものに基づいて行わるべきですね。そうした当たり前の仕方で、各生徒の学力が培われるのを期待します。

それにあたって、特に以下のことにご注意ください。

① 宿題をするのは、単純に宿題を書くことではなく、宿題に取り組むことを通して生徒のみなさんの学力をつちかうことが目的です。適切な学習の習慣が身に備わると良いですね。

② 日本語が母語であっても日本語の運用能力は自然にかつ自動的に身につくものではありません。特に書き言葉としての日本語を運用する能力のつちかいには充分に注意したトレーニングが要ります。考えて書くように、文章全体を注意して読むようにしましょう。また読めない語、読んでも意味のわからない語は辞書で調べましょう。学校での学習でもその他の場所での学習でも辞書を備えましょう。

③ まずは自己を充分に尊重しましょう。それから客観的理解にたどりつけるように、充分に調査・観察し、考えましょう。それから他者を尊重しましょう。

④ 学校の授業以外でも豊かな日本語表現にふれてください。また諸芸術的表現を言葉で解釈する習慣も大切にしてください。

以上です。楽しい2学期をお過ごしください。

また、本日は以下のコンテンツを示します。上でも述べたように音楽などの芸術的コンテンツに触れながら、各生徒が成熟へ漸進するように願っています?

「民族」を発明した国、人種差別は他人事か 小熊英二氏

「民族」を発明した国、人種差別は他人事か 小熊英二氏

米国で黒人男性が白人の警官によって窒息死させられた事件を皮切りに、世界中で人種差別問題への関心がますます高くなっている。日本ではこの問題といかに向き合えばいいかについての手がかりが、小熊英二氏によって紹介されている。(記事)

日本では西欧社会のように「人種」という概念ではなく「民族」という概念が、明治期の中盤に「人間の区分の仕方」として発明されたと小熊氏は述べており、この概念の特徴として「分裂を引き起こしたり一丸的な体制を乱したりする者たちが差別対象」となることが挙げられています。そして、そうした傾向は現代の日本でも見受けられる、と述べられています。

記事でも言及されていたように、日本国内には人種問題や民族問題が現に存在しており、そのことに対する認識を確立することが重要だと考えます。

藤井二冠、「あこがれの棋士」と長考合戦 新旧天才対決

藤井二冠、「あこがれの棋士」と長考合戦 新旧天才対決

将棋の高校生棋士、藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=と、名人を5期獲得した実績で永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(58)。注目の新旧天才対決が9日、第79期名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)4回戦で実現した。飛ぶ鳥を落とす勢いの若き偉才と、一時代を築いた実力者が切り結んだ。深夜に及んだ激闘を追った。(記事)

藤井聡太二冠と谷川浩司九段との名勝負です。藤井二冠にはこのまま順位戦を勝ち抜き、最年少名人への歴史的記録にぜひ挑戦してほしいものです。